第8回植込みデバイス関連冬季大会

The 8th Implantable Cardiac Device Winter Conference

ご挨拶

Photo 1996年、我が国で初めて植込み型除細動器Ventak P. PCD が保険償還された。米国では1985年にすでにFDAの許可を得ていたので、米国に遅れること10年であった。当時は、ICDの二次予防目的の適応が議論の中心であったが、現在では一次予防目的の適応に論点はシフトしている。システムに関しては、感知アルゴリズムやバッテリー・サイズの問題などはかなり改善されてきたが、体内に挿入するリードの感染・断線などの問題はなかなか克服できないでいた。最近ようやく、リードレスシステム、着用型自動除細動器(WCD), 皮下植込み型除細動器(S-ICD)、など体内植込み式リードを使用しない除細動システムが新たに登場してきた。しかし、これらの新しいシステムは、我が国ではまだ馴染みが薄く適応を含めて、多くの議論が今後必要である。

 今回、我が国の植込み型デバイス治療開始から20年目の記念すべき2016年2月に、第8回植込みデバイス関連冬季大会を小倉で開催することになった。今回の大会では、「見て、聞いて、知る 変貌するデバイス治療」をテーマとした。どのような患者さんに従来のシステムより新しいシステムが良いのか、逆に、従来のシステムのままの方が良いのかを明らかにしていきたい。また、依然として課題となっている問題を、振り返り、掘り下げて、より良い解決方法を見出したい。昨年に引き続き「ワークショップ」「トラブルケースカンファレンス」セッションも設けて、実践的な手技を学べる研究会にもしたいと考えている。

 みなさん、大いに発表・議論を楽しんでください。

 

第8回植込みデバイス関連冬季大会

会長 清水 昭彦

(山口大学大学院医学系研究科保健学系学域)