会長

   第7回日本不整脈学会植込みデバイス関連冬季大会を開催するにあたり、大会長として一言ご挨拶申し上げます。本大会も年を追うごとにその内容、規模も大きくなりデバイス治療への関心の深さが伺えます。不整脈治療の分野でも、とりわけ植込み型デバイスの進歩は目覚ましいものがあり、常に新たな知識の習得と臨床応用が求められます。その一方で、植込みが行われる臨床現場では患者さんのためにより安全で確実な手技の確立やそのための継続的な教育が実践されなければなりません。デバイス関連冬季大会の原点はこのような新たな知識や情報を共に学びつつ、日常臨床で経験した症例を通して得られた様々な工夫や注意点を共有することでより良い治療ができるようレベルアップすることにあります。今大会でもそのような観点から、New Deviceに関する特別講演、デバイス関連各委員会セッション、教育セッション、ディベートセッション、コメディカルセッション等に加え、症例から学ぶという原点に立ち戻り口頭発表、ポスター発表というようなプログラム構成を予定させていただいております。

   今大会のテーマである「Good Rhythm For Good Life」は、人生は時間の流れでもあり、豊かで「良い人生」を送るためには「良いリズム(脈)」を保つことが大事であるという思いから決めさせていただきました。不整脈で悩む患者さんたちがデバイス治療により「良いリズム」を取り戻し豊かな社会生活「良い人生」を送ることができることを願いつつ、皆様とともに学び、活発に討論し日頃の臨床にフィードバックできる研究会にできればと思います。是非、皆様方には奮って演題の応募をお願いしたく存じます。

平成26年9月吉日

日本不整脈学会第7回植込みデバイス関連冬季大会
会 長 中里 祐二