横浜市立みなと赤十字病院心臓病センター

沖重 薫

日本不整脈学会会員、そして2015年度カテ―テルアブレーション研究会ご参加の皆様、今大会の大会長を、常日頃より私が敬愛してやまない、副島京子先生と共同開催させていただきます。

本研究会初の試みとして、「二人会長」ということで運営させていただくことになりました。

と申しましても、私の実質の役目は、副島先生のサポート役でございます。

“これからの日本の不整脈領域を背負って立つ、副島先生の大きな出発をお助けする”といったスタンスでございます。

ところで、心房細動に対するカテーテルアブレーションも遂に年間3万例を越える時代に突入しました。だからといって、我々がコツコツと積み上げてきた WPWやAVNRTやAT、VTなどに対するアブレーション治療経験および知見も大切にし、きちんと次世代に継承していく必要性もあります。

現役生活もそう長くはない私にとりましては、私の世代の次を担う人材の育成も肝要な課題であります。今回のアブレーション研究会自体が、その事業に多少でも貢献できればと願ってやみません。

また、自称アスリートの端くれでもあります私の提案で、初の試みとして、海外の学会ではお馴染みとなっております「チャリテイーラン」も開催いたします。

老いも若きも、奮っての御参加を切に希望いたします。

杏林大学医学部付属病院

副島 京子

カテーテルアブレーション関連秋季大会2015にご協力いただき有り難うございます。

不整脈治療の進歩は目覚ましく、“機序が不明であったものが明らかになり、治らなかった不整脈が治るものになること”は、わたしたち不整脈医の果てなき願いです。このアブレーション治療に関する秋季大会大会長を、兄弟子である沖重薫先生と一緒に務めさせていただくのは、本当に光栄なことです。

この大会では、新たな試みとしてFun Run、EP Bandの結成、short session、live demonstrationのco-medical roomなどを企画しました。不整脈治療従事者すべてがup to dateの知識を吸収し、さらに自分たちが培った知識を皆でシェアすることで、今後の発展に結びつく大会にしたいと思っています。

2011年に東日本大震災で甚大な被害を被った福島で、何らかの貢献をしたいと思い開催させていただきます。美しい山、広い空、黄金色の田んぼ、空を遊泳する赤とんぼ、大好きな福島の一日も早い復興を祈念しております。楽しみつつも積極的に参加していただき、皆様の力で大会をもりたてて頂けますと幸いです。