臨床心電図解析の実際 - 不整脈編 第5章
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第5章 心室性不整脈ECG V012(Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ誘導の一部を拡大)本例では洞収縮と期外収縮の関係をどのように考えればよいだろうか。洞収縮はS1からS4までほぼ等間隔で出現している(S2のP波はE1のT波に重なっているらしい)。先行洞収縮から期外収縮までの連結期は、S1-E1が0.55秒、S2-E2が0.4秒、S4-E3が0.78秒とばらばらである。このように連結期が不定の状態を移動連結性と呼ぶ。    394

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