臨床心電図解析の実際 - 不整脈編 第4章
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4.房室ブロックECG J025(12誘導を6誘導ずつ連続記録)P波は100/分前後の頻度で規則的に出現しており、P1、P4、P7、P10、P13はT波に重畳している。P0、P3、P6、P9、P12、P15がそれぞれR1、R2、R3、R4、R5、R6に伝導していると判断され、Pが3拍に対しRが1拍という3対1伝導を示す房室ブロック(3 to 1 AV block)と診断される。高度房室ブロックの範疇に入り、ペースメーカー植込みの適応である。    335

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