臨床心電図解析の実際 - 不整脈編 第4章
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第4章 房室接合部性不整脈ECG J005(Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、誘導の一部を拡大)拡大しても基線部分にはP波、F波など心房興奮を反映する波はみられないことから、心房静止の状態と判断される。心房静止になると、通常は房室接合部の自動能によって心拍数40~50/分の補充調律を示すが、本例ではこの房室接合部調律が80/分程度まで促進したものと考えられる。    280

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