臨床心電図解析の実際 - 不整脈編 第3章
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4.心房細動ECG A035(12誘導を6誘導ずつ連続記録)Ⅱ誘導では基線はほとんどフラットなためf波を同定するのが難しいが、V1誘導では電位は低いもののf波らしい微細で不規則な揺れが確認される。RR間隔も長短ばらばらであることから、本例も心房細動と診断できる。一般的に、心房細動の持続時間が長くなると心房筋のリモデリングが進み、f波の振幅は小さくなる傾向がある。   177

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