臨床心電図解析の実際 - 不整脈編 第3章
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5.心房粗動整脈ECG A048(12誘導同時記録)F波頻度300/分、心拍数150/分の2対1伝導を示す典型的通常型心房粗動である。心拍数がここまで増大すると、ほとんどの例で強い動悸を自覚する。この状態が長時間続くと、うっ血性心不全を発症する。さらに長期間続くと、心室筋の収縮力が低下し、頻脈誘発性心筋症をきたすことがある。  209

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