臨床心電図解析の実際 - 不整脈編 第3章
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5.心房粗動整脈ECG A047(Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、aVR、aVL、aVF同時記録)鋸歯状のF波(↓)を示す通常型の心房粗動で、伝導比が4対1から2対1に突然変化している。そのため、心拍数も約75/分から150/分へと突然2倍になった。通常型心房粗動の際の心房から心室への伝導は偶数比になる傾向があり、本例のように2対1あるいは4対1の場合が圧倒的に多い。   207

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