臨床心電図解析の実際 - 不整脈編 第1章・第2章
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不整脈中の心拍数や不整脈が出現するタイミングが早いか遅いかによる分類速い(早い) → 頻脈性不整脈ゆっくり(遅い) → 徐脈性不整脈持続的に速い   洞頻脈、心房細動、心房粗動、上室頻拍、心室頻拍、   心室細動など瞬間的に早い   期外収縮など持続的にゆっくり   洞徐脈、心房静止、第3度(完全)、房室ブロックなど瞬間的に遅い   洞停止、洞房ブロック、第2度房室ブロック、   高度房室ブロックなど 不整脈が起こったときに、正常リズムと比べて持続的に心拍数が速くなったり、瞬間的に出現するタイミングが早くなる不整脈を頻脈性不整脈、逆に持続的に心拍数が遅くなったり、出現するタイミングが遅れる不整脈を徐脈性不整脈と総称する。持続性頻脈性不整脈には、「頻脈」「細動」「粗動」「頻拍」などがあり、瞬間的な頻脈性不整脈の代表としては「期外収縮」がある。一方、徐脈性不整脈で持続するものには「心房静止」「完全房室ブロック」などがあり、瞬間的あるいは短時間のものとしては「洞停止」や「房室ブロック」がある。   7

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