臨床心電図解析の実際 - 不整脈編 第1章・第2章
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1.洞不整脈ECG S005(Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ誘導の一部を拡大)RR間隔が不整で、洞不整脈のように見えるが、△で示すP波の形が心拍ごとに微妙に異なっているのが分かる。Wandering pacemaker(移動性ペースメーカー)と呼ばれる状態で、歩調取り(ペースメーカー)の興奮が洞結節とその周辺をさまようように移動するために生じる変化である。臨床的には洞不整脈の一種と考えてよい。   23

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