臨床心電図解析の実際 - 不整脈編 第1章・第2章
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1.洞不整脈ECG S002(Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ誘導の一部を拡大)一つ一つの心拍は洞収縮でいずれも同一形態であるが、心拍の間隔(PP間隔=RR間隔)が周期的に大きく変化している。最長RRは1.3秒、最短RRは0.8秒で、著明な洞不整脈と判断される。一般に深呼吸すると、正常な反応としてRR間隔は吸気の終わりに短縮、呼気の終わりに延長する傾向があり、これを呼吸性洞不整脈と呼ぶ。   17

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