臨床心電図解析の実際 - 複雑な心電図の解析編
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78複雑な心電図の解析編ブロック-5 AnswerAB0200400600800100012000200400600800100012001400RP間隔ⅡP1P2P3P4P5P6P7P8P9(P10)P11P12P13R1R2R3R4R5R6R7R8(msec)(msec)PR間隔Ⅱ誘導を切り出し、縦方向に拡大した。認識できるすべてのP波、R波を抽出し、RP時間とその次のR波までのPR時間をそれぞれR1P2;P2R2、R1P3;P3R2、R2P4;P4R3、R3P5;P5R4、R3P6;P6R4……のように順次計測する。これを、縦軸にPR間隔、横軸にRP間隔を取ってプロットしてみると、R3とR7()に関係するA(R2P4;P4R3のプロット)とB(R6P11;P11R7のプロット)の2ポイントのみが45°の直線を外れて大きく下方にプロットされていることがわかる()。RP間隔600~700msecあたりで前述の過常期伝導が起こっていることが一目瞭然である。

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